
2019年1月、おどろきのニュースが流れました。
「学校の人骨標本が”本物”だった!」というのです。
1.本当にあった「学校の怪談」
学校の怪談では「人体模型が夜動く」というのは定番ですよね。
怪奇現象を信じる子供は「本当に動くかも……」と怖がりながらも、「どうせニセモノなんでしょ。幽霊とか関係ないし、動くワケないじゃん!」と自分を納得させようとします。
ところが、この標本が「本物」である可能性が出てきました。
ちょっと前から、鹿児島や大分の学校で相次いで「本物」が見つかっており、今月(2019年1月)もまた発見されたそうです。
2017年6月には大分県で[参考:ヨミドクター様]。
2018年7月には鹿児島県で[参考:ヨミドクター様]。
2018年6月には鹿児島県で[参考:ミステリーニュースステーション様]。
警察が鑑定中のものも含め、少なくとも鹿児島県や大分県など4県の計10校で確認されたとのことです。
あまりの頻度に、これは緊急事態と思ったのか、全国の学校に対して人骨模型の調査をするように連絡が回りました。
2.人骨はインドからやってきた?

学校にある「本物」の人骨模型は、大学の医学部から寄贈されるパターンが多いそうです。
なるほど。研究機関から公教育現場への寄贈というのは、ありがちな話ですね。
では、その人骨模型はそもそもどこから来たのでしょうか。
実は、約50年前にインドで人骨を使った標本が多く作られ、業者を通じて国内の大学や医療機関などに販売されたとのことです。
人骨はもちろんインド人のもの。
インドと言えば、カースト精度で有名。
一番下の階級は
同僚が旅行でインドに行ったことがあるそうですが、乗車した
ところが、ドライバーは気にしたそぶりもなく、何食わぬ顔で運転を続けます。
恐る恐る「今、人を轢きませんでしたか」と尋ねると、ニッコリ笑って「ああ、アレは人じゃないから」と答えたとのこと。
これが、ほんの十年も経たないくらい最近の出来事です。
そんなインドの、しかも人権意識がより薄かった50年前の人骨です。
うーん、闇が深そうですね……。
3.法律上は問題ない?

警察によれば、「正当に入手した標本ならば、人骨でも刑法上の問題はない」とのことです。
とは言っても、気持ちの良いものでないことは確かです。
ましてや、闇深いインド産の人骨となると……。
全国の学校で調査しているみたいですが、「本物」が見つかったらどうするのでしょうか。
どこかのお寺なり神社なりで供養してもらうのでしょうか。
仏教の神様はインド由来です。
もし人骨の方が仏教なら、それでも良いかもしれません。
けれども、インドの現在のメジャーな宗教はヒンドュー教です。
そもそも、学校としてどういう対応をすべきなのか。
また、国として対応すべきなのか。
これからどういう展開になるのか、見守っていきたいですね。